死骸の話。
カフェイン、アルコール、タバコ、その他諸々。。。
日常をドラマチックへと変えるスパイスとも言えるドラッグ。僕もその恩恵を授かっている。
というのも、今の気分はとても最悪だ。僕の家の前には、小さなパーキングエリアがある。いったいいくらで貸しているのか不明だ。それでも、おばあちゃんの歯の治療代くらいにはなっている。それはともかく、気分は最悪なんだ。
道路を歩いていると、猫の死骸や鳥の死骸を目にすることがある。「はっ」としたり、「うっ」としたりすると思う。その類で、僕の目の前にあるコインパーキングのところに鳥の死骸があった。
何でこんなところに…。
誰かが運んでくるはずもないし、本当にたまたま僕の家のコインパーキングだった。
その死に方は、あんまりにも無残だった。コインパーキングには、一定時間経つとロックされるバーがついている。普段は閉まっているが、車が駐車すると上にあがる。たぶんだけれど、上に上がっているときに、鳥がそこへやってきて、下へ下がったときに押しつぶされたのだろう。
死後から数時間が経っている感じで、あんまり直視できなかった。