生きてる意味
大学1年になった。
あの4月はよく覚えていなくて、
僕にとってそれは「空白」だ。
小学1年生から始めたサッカーへの熱は、
高校3年間で見事に燃え尽きてしまった。
その代わり、というわけではないけれど、
「ハッキリとしない何か」が、僕を掻き立てるのであった。
そのハッキリとしない何かを、僕は今でも感じ取れずにいる。そしてこのまま、終わってもいいのではないかという気持ちを抱えたままでいる。
でも、
(でもという接続詞があるからには、逆説的なことが続くわけだが)
死ぬことはできない。
僕に付き纏うのは、暇を埋める「何か」を発見できないことへの苛立ちと、人生に対する焦燥感だ。
-----------------------